「マージー壁の下で」- George Harrison

「マージー壁の下で


左から3番目にピンクのキャデラック
右隣はキャブで左隣はビートル
端のバスには怪獣がいる
怪獣が背を丸めて座っている
一番後ろの席
その左ななめ前に座っているのはイヤーロップ
その前の席は超高層ビルの下に建つ犬小屋
犬小屋の屋根はクリームグリーン
ほんのり花の香りと炭の香り
入り口にはずらりと人参が並んでいる
人参と人参の間の人参
みんなより皺が二本だけ多い人参
その人参の側には蟻が列をなしていた
穴に入り砂を持ち穴を出て砂を出す
穴に入り砂を持ち穴を出て砂を出す
仕事をしている蟻を眺める蟻もいる
その蟻は自分のことを蟻とは呼ばず
ピピという名前で呼んだ
彼は池に浮かぶ睡蓮の葉の上でただ一人で寝転ぶ
寝転びながら夢をみる
自分が人間であったなら
大きな家を持ち
庭にはプールとガレージ
ガレージには好きな自動車を並べるんだ
ロンドンバス、黄色いタクシー
ピンクのキャデラック、ビートル
ワーゲンバス
怪獣達を飼いならして教育するんダ
人参のソテーを売る仕事をさせる
植えて抜いて焼いて
植えて抜いて焼いて
よく働くものにはスパを用意しよう
怠けるものはバスに閉じ込めてしまおう
泣いて寂しがるなら可愛いウサギと居ればいい
いつか高層ビルを手に入れて
そのてっぺんで世界を眺めるのが夢さ

END

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このページは、小椋夏子が2015年5月18日 18:18に書いたブログ記事です。

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