2、3年全く音信不通だった友人と久々に連絡がとれて、
都内某所で会うことになった。
電話もメールも繋がらなかった理由や、
その子が今すっかりハマってる某宗教の
一寸変わったイヴェントの話とか、
四方山話にひとしきり花が咲くなかで、
友人の一言にハッとさせられた。
「奥さんとはうまく行ってそうで何よりだけど、
子供は作んないの？」
‥おう、確かにそれは人から見たら不思議だよなぁ。
ヨメが2回流産したのを自分でも少し忘れかけて
普段過ごしてた事に何より驚いた。
去年の夏頃と今年の頭だったっけ。
名前を考える暇もなく流れてしまったので、
ヨメとの間では「スライダーさん1号&2号」
と呼称してる。
1号がスライディングした時にヨメが見た
不思議な夢の話もあったな。
流れる時にヨメの持病を持って逝くって、
1号が夢で話しかけて来たらしい。
半信半疑だったけど確かに流産後、
目に見えて症状が軽くなった。
2号はすぐその後にできたけど、医者が言うには
ほとんど育たなくて、手術するより他になかった。
さすがに連続流産は精神的にしんどかったらしく、
普段気丈で弱音なんか吐かないヨメが
叫んで大泣きしてたっけな。
そんなあれこれも、だんだん記憶から薄れて行く。
辛かった気持ちも風化して行く。
たまにこういう機会に思い返す事があるくらい。
そうやって忘れて、前に進む事が出来るのも
生物としては健全なのかも知れないなと思ったり。
でも、人間としては薄情なのかな？とも思ったり。
そんなところから連想で、Princeの2001年発表アルバム
「The Rainbow Children」から一曲。
発音出来ない謎記号からプリンス名義に戻して
1枚目のアルバム。
生まれて間もない子供を亡くし、
本アルバムにも参加してるラリー・グラハムの影響で
とある宗教に入信した直後の為か歌詞の宗教色が濃いので
賛否両論ある盤だけど‥
生楽器メインでジャジー&ファンキーな楽曲が多く、
トータルで聞き飽きない良盤。アルバムのトリを飾る
「The Everlasting Now」〜「Last December」
の流れが個人的に大好き。
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