「Doug the Jitterbug」- Louis Jordan

ネットの片隅で細々と更新されているこのサイトも
一応、締め切りというのがあるのだけど、
大体遅れて更新してる僕です、すみません。

 
で、10月最終日の23時になろうかという今、
事務所で一人、今書いてます。


ルイ・ジョーダンの名言に、
「私は演奏を聴きに来てくれた人達に暗い気分を味あわせたくない」
というのがあって、こんな小物の自分ではあるが、
「確かにそりゃそーだ!」といつも思っていて、
ライブをしていた頃も、バーに立っていた頃も、
文章を書いているときも、
そんな理念を持って行動しているのだけど、
今回はちょっと湿っぽい話になってしまうのを
お許しいただきたい。


あと1時間足らずで今月が終わります、
でも、僕の2013年も一緒に終わるのではないか?
という位に盛りだくさんの10月でもうほぼ灰な感じ。


今月は自分、何を隠そう結婚式をしました。
生まれて初めての事(当たり前?)だったのですが、
まさかここまで忙しく追い込まれるとは
露程にも思っていなく、徹夜もかさんで、
結婚式当日はすっかり疲れ果てていて、
二次会を待たずに式の終了時には文字通り死亡、
ホテルの前にあるファミマの前でゲロを吐いて寝るという、
ここ最近では数年前、中川さんという知人の誕生日の、
その人の姿と瓜二つな光景でした。


その次の日曜日、休む間もなく、
結婚式にも出席する予定だった義祖父が
危ないというので東京から秋田(ほぼ青森)まで
高速飛ばして会いに行ってきました。
本当にわずかの時間でしたが顔を会わせました。
多分わからないだろうと思いながら声をかけたのですが、
その時、言葉にならない、声を上げて
僕の呼びかけに反応したのです。
親戚にはほとんど目も開かず、
会っても判らないかもよ、と言われていたのですが、
間違いなく、彼は孫の夫である、僕に気づいたのです、
とは言え、何を言っていいのか、次の言葉が見つからないまま、
変わり果てた彼の姿を見ていられなかったのか、
義兄や嫁、義妹がもう帰ろうと、
病室を出て行く彼らに続いて僕も病室を出ました。
きっと今生の別れになる気がしたので、
このまま帰っていいのだろうか?という疑問が浮かんだのですが、
みんなの後に続いて帰ったのです。


そして、翌日、会社で一人残って仕事をしている僕に
妻から電話がなりました、
電話に出た瞬間に彼女は泣いていたので
何があったのかはすぐに分かりました、
義祖父が逝ったと…。


そして次の週末はお葬式で再び秋田に帰りました。


片手で足りる位しか会っておらず、
それほど時間を重ねてはいないので
正直、死んで悲しいとは思えなかったのですが、
それでも自分の大切な人や親戚たちが
悲しむ姿には悲しくなりました、
悲しみは伝播するんだなと思ったのです。
そしてあの時、もう少し、
彼のそばに居れば良かったと、
大きな後悔の念にかられたのです。


初めて妻の実家に行った夜、
夕食の場で、義祖父が何かを言いながら
ビールを差し出して来たので、
「ビールでいいかい?」みたいな事かな?
と思いつつ、
「いや、日本酒飲みます。」
と答えて酒を頂いたのですが、
翌日妻が言うには「まずはビールどうぞ」
だったらしく、訛りがひどい彼の言葉を理解できずに
彼のビールを突き返してしまった自分の行動に
かなりショックを覚えました。
ってか、妻、その場で翻訳してくれりゃいーのに。orz...


そんな事も今更は良い思い出なのですが…。


この場を借りて議祖父に改めてお詫びしつつ、
ご冥福お祈りしたい。


追伸、今月8日には友人の役者さんに、
そして、昨日30日には友人のドラマーさんに子供が生まれました、
とても好きな友達なのでとても嬉しい。


悲しい事、嬉しい事、
見送る人、迎える人、
いろんな事を教わった2013年10月、
みんなが幸せであるように祈りたい。

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このページは、Hayaが2013年10月31日 22:52に書いたブログ記事です。

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