「Western Girls」 - Dragon

ニュージーランド産ロックバンド、Dragon。
ニュージーランドのバンドってのは大概がオーストラリアでの活動を主とするんですが、このバンドもご多分に漏れず。
大仰な名前でいきがってるだけかと思いきや、70年代にはオーストラリアで1位を獲得したり、83年には全米で唯一のヒット(88位)を記録しています。

そして落ち着いてきた、っつうかまぁ人気が衰えてきたところでこの名曲ですよ。


86年、アルバム「Dreams Of Ordinary Men」収録。
オーストラリアチャート58位。
ニュージーランドチャート37位。
売れてねぇ!!


ちなみにアルバムのプロデュースはあのTodd Rundgrenです。


70年代の彼らはAOR寄りの音を出す、言わばLittle River Band的なバンドだったわけですが、80年代を過ぎるとだんだん産業ロック方面の音になってきます。
とはいえ、決してハードロックではないですよ。


そうそう、バカテクギタリスト、Tommy Emmanuelも在籍していたんですよ。


この「Western Girls」はもうね、80'sっぽさ全開のキラキラなロックナンバーですね。
シンセを前面に出し、ミドルテンポを8分で刻むエレピにベースが重く乗っかってきます。
メロはとても奇麗で、そこはさすがAOR系と言ったところ。
サビのコーラスが美しい。もうキラキラ。


アルバム丸ごとおすすめですが、CDはかなりのプレミアがついているので再販を期待したいですね。


そしてこのアルバムで世界進出を図ろうとして大失敗した87年には、DragonではなくHunterというバンド名に変えている(同時期に同じ名前のグループがいたため)ので注意です。
86年のオーストラリア盤はDragonですが、87年のUS盤(オーストラリア盤もあり)はHunterという名前です。
面倒くせぇことすんじゃねぇよ。

Dragon盤はなかなかなく、僕もHunter盤しか持っていません。


安く見つけたら、もしくはプレミアでも構わん!という方はぜひぜひ!

Dreams of Ordinary Men
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Hunter
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このページは、渓が2013年1月13日 17:58に書いたブログ記事です。

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