「彼は飽きもせず、よくやるねぇ」
「私たちを摘んでは運び、摘んでは運び」

「ここは彼の畑じゃもの」
「それって、人間の常識でしょ?」
「うん、うちらには関係ないね」
「故に、我々も際限なく生え続ける事で無関係さ・無関心さを表明する」
「だいたい、あいつらわかってなさすぎっしょ」
「排除し続けても、私たちがいなくなる訳ないのに」
「人間は同種間の問題ですら、同じように不毛でその場凌ぎの対応を取る事が多いようだな」
「動物は、個体に拘って目先の事しか見えないからいつまでたっても本質が掴めないのさ」
「未だに『私たち植物が世界を支配している』という現実にすら気づいてないしー」
「奴らは自分で栄養分も作り出せない哀れな存在」
「動かずとも光合成で養分を作れる植物と、養分を消費しながらあくせく動き回り、植物から有機物を摂取しなければ生きられない動物。どっちが楽で効率良いか、いいかげん気づきそうなもんだけど」
「何なら、俺たちの方が歴史も古いしな」
「数だって圧倒的に多い」
「私たちは、動物の出す二酸化炭素が必要なだけ」
「植物にとって有益だから、動物は植物の作る有機物で『養われている』」
「そこに気がつかないから、動物って何世代経てもマジでバカなのね」
「下手に気づかれても面倒なだけだがな」
「植物にとって不利益過ぎる動物は自然に絶滅してくれるから、究極どちらでも構わないけど」
「その点、人間はどうかね?」
「んー、あんま変わんなくない?」
「散々出現してきた流行りの動物たちと大差ないっすね」
「結局エゴの塊だし‥」
「動物はいつも増えすぎて自分たちで首を締める」
「コミュニケーション能力がそこそこ高いとか、見るべき点もあるっちゃあるけど」
「集合的・普遍的な意識を共有して生きる植物には及ぶべくもない」
「種として自壊を迎えるまで、ごく狭い理解の範囲内でどこまで頑張れるかねぇ」
「代わりなんていくらでもいるし」
「彼らが没落しても、しばらくすれば他の動物が勝手に増えてくるだけだからな」
「フフッ‥」
「クスクス‥」
「ウフフ‥」

畑で草取りしてると、
植物側からはこう見られてるかもと思ったりするのです。
夏に向けて、まだまだ大変だ。。
という連想から「Sunshower」
ストーニー・ブラウダーとオーガスト・ダーネル兄弟が
中心メンバーとなり、
ラテンビッグバンドとディスコ音楽を融合した音楽性で
人気を博したオリジナル・サヴァンナ・バンドの
1stアルバム(1976)より選曲。
バンド自体は2ndアルバムを1978年に発表後、
翌年活動休止しますが、
オーガスト・ダーネル(キッド・クレオール)は80年代に
「キッド・クレオール&ザ・ココナッツ」を結成して
こちらでもヒットを飛ばします。
日本の米米CLUBも影響を受けたバンドとして有名です。

ちなみに、オリジナル・サヴァンナ・バンドは
アルバム2枚ともCD化されてますが、
洋盤で1st、2ndが丸々カップリングされた
廉価盤(ベスト盤)が出ているので
今ではこちらがお買い得と思いますよ。

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このページは、YUKIが2015年6月21日 21:39に書いたブログ記事です。

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